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庭の柿を放置していませんか?クマを呼び寄せる前に|収穫・伐採を個人にお願いする方法と相場

最終更新: 2026-09-24

高齢の親が住む実家や、管理が行き届かなくなった庭に、収穫されないまま毎年実る柿や栗の木はありませんか。「もったいないけれど、高い枝まで採るのは大変」「そのうち片付けようと思って何年も経った」という庭木は、単なる放置以上のリスクになりつつあります。2025年は全国のクマによる人身被害が過去最悪水準となり、集落や住宅地に実る「放置柿」がクマを引き寄せる要因のひとつとして各地の自治体が注意を呼びかけています。

なぜ「放置柿」がクマを引き寄せるのか

クマは晩秋にかけて冬眠に備えてたくさん食べる時期に入ります。収穫されずに木になったまま、あるいは地面に落ちたままの柿は、クマにとって手に入りやすい食料です。一度食べに来た場所は「安全に食べられる場所」としてクマに記憶されやすく、繰り返し同じ庭や集落に近づく原因になるとされています。実際、柿の実を目当てに人家近くまで出没した例が12月に入っても報告されており、本来なら冬眠に入る時期にクマが活動を続けてしまう一因にもなっていると指摘されています。庭の柿を「今年も採らなかった」で済ませることが、次第に地域全体のクマ被害リスクを高めてしまう構図です。

他人の柿を勝手に採ってはいけない

「近所の柿が心配だから」といって、所有者に断りなく実を採ったり枝を切ったりするのは避けてください。他人の柿の実を無断で持ち去る行為は窃盗罪、木を無断で伐採する行為は器物損壊罪に問われる可能性があり、民事上の損害賠償請求の対象になることもあります。放置された柿をどうするかは、あくまで所有者が判断することです。逆に言えば、所有者自身が「収穫や片付けを手伝ってほしい」と依頼すれば、地域の人に安心して作業をお願いできます。実家が遠方にある、体力的に高所の収穫が難しいといった場合こそ、地域の人手を頼る場面です。

収穫・伐採にかかる費用の目安

自分たちで収穫しきれない場合、業者に伐採を依頼すると、高さ3〜5m程度の柿の木で伐根や処分まで含めた総額は1万9,000円〜17万円程度、伐採と処分のみであれば6,000円〜11万円程度が目安とされています。木の高さや本数、敷地内の作業スペース、伐採後の枝葉の処分方法によって金額は変わるため、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。伐採の適期は木が休眠期に入る12月〜2月頃とされていますが、クマ対策としては実がなる前の時期にできるだけ早く収穫・片付けを終わらせておくことが重要です。

自治体の補助金をチェックする

クマの出没が多い地域では、柿の木の伐採費用を補助する制度を設ける自治体も出てきています。たとえば群馬県前橋市では、クマの目撃が相次ぐ地域を対象に、柿の木1本につき1万円(1世帯あたり3本まで)の奨励金を交付する取り組みを行いました。予算の上限に達し次第受付が終了する制度も多いため、該当しそうな地域にお住まいの場合は、まず市区町村の農政・鳥獣対策の担当窓口に補助金の有無を問い合わせてみましょう。制度がなくても、伐採ではなく収穫だけなら地域の人手で費用を抑えられる場合があります。

地域の人に頼めること

  • 高い枝に実った柿・栗などの収穫(脚立・高枝切りバサミを使う作業)
  • 地面に落ちた実の回収・処分(放置すると誘引源になるため早めに)
  • 伐採後の枝や幹の運び出し・クリーンセンターへの持ち込み

依頼するときに書いておきたいこと

木の本数と高さの目安、脚立や道具はどちらが用意するか、採った実をどうするか(処分してほしいか、収穫物として受け取ってほしいか)を先に伝えておくとスムーズです。高所での作業は転倒・落下のリスクがあるため、無理な高さの脚立作業は業者に任せる判断も必要です。キズナビは報酬を先に仮払い(エスクロー)する仕組みなので、作業内容と完了を確認してからお支払いでき、遠方に住む家族が代わりに依頼する場合でも安心して進められます。

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