キズナビ

墓じまいの片付け・立ち会いを手伝ってほしい人へ|石材店に頼めないことを個人にお願いする方法

最終更新: 2026-10-03

「実家の墓じまいを進めることになったけれど、遠方に住んでいて何度も通えない」「石材店に解体工事は頼むとして、お墓の前に置いてある荷物の片付けや、立ち会いまでは誰に頼めばいいのかわからない」。墓じまいは石材店や行政書士に相談すれば大枠は進みますが、実際には「誰かが現地で手を動かす」細かな作業が意外と多く残ります。ここでは墓じまいの流れと費用の目安、そして専門業者には頼みにくい部分を地域の人に個人でお願いする方法を整理します。

墓じまいのおおまかな流れ

  • 親族間で話し合い、新しい納骨先(合祀墓・永代供養墓・樹木葬・納骨堂など)を決める
  • 今のお墓がある寺院・霊園に墓じまいの意向を伝える(寺院墓地の場合は離檀の相談も)
  • 市区町村役場で改葬許可申請を行い、改葬許可証を受け取る
  • 閉眼供養(魂抜き)を行い、石材店が墓石の解体・撤去工事を行う
  • 取り出した遺骨を新しい納骨先に移す(納骨・開眼供養)

費用はどのくらいかかる?

墓じまいの総費用は、墓石の撤去工事・行政手続き・新しい納骨先の3つを合わせて総額30万〜300万円程度と幅があり、全国的な平均としては50万〜130万円前後が目安とされています。内訳の目安は、墓石の解体・撤去費用が1㎡あたり10万円前後(標準的な広さで20万〜30万円程度)、寺院墓地を離れる際の離檀料が3万〜20万円程度、改葬許可申請など行政手続きの手数料は数百円〜1,500円程度、閉眼供養のお布施が3万〜10万円程度です。新しい納骨先を合祀墓にすると3万〜30万円ほどに抑えられることもありますが、個別の供養墓や樹木葬を選ぶとさらに費用がかかります。「墓じまい代行」をうたう業者に石材店の手配や行政手続きの支援までまとめて頼むと、代行料として20万〜50万円程度が別途かかるのが相場です。

石材店・代行業者に頼めること、頼めないこと

代行業者は石材店の手配や改葬許可申請の書類作成、閉眼供養の立ち会い調整などを任せられますが、「墓じまいをするかどうか」「遺骨をどこに移すか」といった意思決定そのものは親族が決める必要があり、代行業者には任せられません。また墓石の解体・撤去は重機を使う専門工事のため石材店に頼む前提になりますが、その前段階にある「墓前の荷物整理」や「最終確認の立ち会い」は、代行業者のプランに含まれていないことも多く、含まれていても追加料金になりがちです。

個人にお願いできる「墓じまい前後」の片付け

  • 墓前に置かれた造花・置物・線香立て・卒塔婆など、残っている荷物の整理と処分
  • 最後のお墓参りを兼ねた清掃(墓石・花立て・水鉢まわり)
  • 解体工事の前後で、現地の状態を写真に撮って遠方の依頼者に共有する
  • 閉眼供養や解体工事の当日、立ち会えない依頼者の代わりに現地で確認・報告する
  • お墓に残されていた写真や思い出の品の持ち帰り・配送準備

依頼するときに書いておきたいこと

  • 墓地の名称・所在地・区画番号(霊園や寺院に確認すればわかります)
  • 何を残し、何を処分してよいかのリスト(迷う物は写真を撮って確認してもらう)
  • 立ち会ってほしい日時(石材店や寺院の作業予定に合わせる)
  • 現地での報告方法(写真を送ってほしいタイミング、連絡手段)

安心して頼むために

ご先祖のお墓に関わる依頼だからこそ、誰にでも気軽に頼めるものではないと感じる人も多いはずです。キズナビは報酬を先に仮払い(エスクロー)する仕組みなので、作業内容と金額を事前にメッセージですり合わせたうえで、現地での作業を確認してから支払う流れになり、初めて頼む相手でも安心して任せられます。

ほかのガイド