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テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは粗大ゴミに出せない|家電リサイクル法の料金と運び出しの頼み方

最終更新: 2026-10-01

「古い冷蔵庫を粗大ゴミで出そうと自治体に電話したら、断られた」。引っ越しや買い替えのタイミングで、はじめてこの事実に驚く人は少なくありません。テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・洗濯機(衣類乾燥機)・エアコンの「家電4品目」は、家電リサイクル法という法律の対象品目で、他の粗大ゴミとは別のルートで処分する決まりになっています。ここでは処分にかかる料金の目安と、自分で手続きする場合にネックになりがちな「運び出し」を個人にお願いする方法を整理します。

なぜ粗大ゴミに出せない?家電リサイクル法の仕組み

家電4品目には、冷媒として使われるフロン類や、基板に含まれる金属など、自治体の通常のゴミ処理施設では適切に扱いきれない部材が含まれています。家電リサイクル法は、これらを製造したメーカーの責任で回収・再資源化することを義務づけた法律で、処分する人(排出者)が「リサイクル料金」を負担し、「収集運搬料金」を払って運んでもらうか、自分で指定の引取場所まで持ち込むか、のどちらかを選ぶ仕組みになっています。自治体が「粗大ゴミとして収集できません」と案内するのは、拒否しているのではなく、法律で別ルートが定められているためです。

リサイクル料金の目安(2026年時点)

リサイクル料金はメーカー・品目・サイズによって細かく決まっており、消費税込みでおおむね次のような金額です。エアコンは2026年2月以降、主要メーカーで990円から550円へ値下げされた一方、一部メーカーは4月から1,034円に値上げされるなど、メーカーによって改定の時期と方向性が異なります。最終的な金額は、本体に貼られたメーカー名と、家電リサイクル券センターの料金表で確認するのが確実です。

  • テレビ(液晶・プラズマ):15V型以下 1,870円/16V型以上 2,970円
  • 冷蔵庫・冷凍庫:170ℓ以下 3,740円/171ℓ以上 4,730円
  • 洗濯機・衣類乾燥機:2,530円
  • エアコン:550円程度〜1,034円程度(メーカー・改定時期により異なる)

収集運搬料金は「頼み方」で変わる

上記のリサイクル料金に加えて、業者に自宅まで引き取りに来てもらう場合は「収集運搬料金」が別途かかり、品目1点あたりおおむね3,500〜4,000円程度が目安です。一方、自分で車に積んで「指定引取場所」に直接持ち込めば、この収集運搬料金はかかりません。指定引取場所は品目や地域ごとに決まっており、郵便局でリサイクル券(家電リサイクル券)の振込用紙に記入して料金を支払うと、持ち込み先の住所が案内される仕組みです。少しでも費用を抑えたい場合は、自己搬入が最も安く済む選択肢になります。

処分の3つのルート

  • 買い替え先の家電量販店に、古い製品の引き取りを依頼する(最も手続きが簡単)
  • 郵便局でリサイクル券を購入し、自分で指定引取場所まで持ち込む(収集運搬料金がかからず最安)
  • 自治体が案内する許可業者に、収集運搬料金を払って自宅まで引き取りに来てもらう

「無料回収」をうたう業者には要注意

トラックで住宅街を巡回したり、チラシやインターネット広告で「家電無料回収」とうたったりする業者の中には、廃棄物処理法上必要な「一般廃棄物処理業の許可」を得ていない無許可業者が含まれています。経済産業省や各自治体も繰り返し注意を呼びかけており、「無料のはずが、積み込み後に高額な料金を請求された」「回収後に不法投棄され、フロンガスなどが適切に処理されなかった」といったトラブルが報告されています。許可の有無が不明な業者には依頼せず、自治体のサイトで案内されている許可業者か、家電量販店、指定引取場所への自己搬入のいずれかを選ぶのが安全です。

自己搬入は安いけれど、運び出す人手がネック

費用を抑えられる「自己搬入」の最大のハードルは、冷蔵庫や洗濯機のような重い家電を、玄関から車まで運び出し、持ち込み先でさらに降ろすという力仕事です。一人暮らしや高齢の世帯では、車を持っていても一人で運び出すのは現実的でないことも多く、結局は収集運搬料金を払って業者に頼む、という選択になりがちです。ここで、運び出しの力仕事だけを地域の人にお願いできれば、収集運搬料金をかけずに自己搬入を選べます。リサイクル券の購入や持ち込み自体は自分で行い、玄関からの搬出・車への積み込みだけを手伝ってもらう、という分担も可能です。

依頼するときに書いておきたいこと

  • 処分したい家電の品目・サイズ(型番がわかると運搬のイメージがしやすい)
  • リサイクル券は購入済みか、持ち込み先(指定引取場所)はどこか
  • 運搬に使う車の有無(軽トラックやバンが必要な場合は、車を出せる人かどうかも確認)
  • 搬出経路に階段や段差があるか、2人以上の人手が必要かどうか

安全に依頼するために

重い家電を運ぶ作業は、床や壁を傷つけたり、運搬中にケガをしたりするリスクもゼロではありません。作業範囲(搬出だけか、持ち込み先まで同行してもらうか)を事前にはっきり決めておきましょう。キズナビは報酬を先に仮払い(エスクロー)する仕組みのため、「来てもらえるか」「作業後にお金でもめないか」を心配せずに依頼できます。

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