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生垣の剪定を頼みたい人へ|庭木剪定との違いと料金相場、越境した枝のルール

最終更新: 2026-09-10

道路や隣家との境目に植えた生垣は、伸びすぎると見通しが悪くなったり、隣の敷地に枝がはみ出したりと、庭木以上に「放っておくと気まずいことになる」存在です。それでいて脚立に上っての面倒な作業が続くため、後回しにしがちな人も多いのではないでしょうか。ここでは業者に頼む場合の料金相場と、地域の人にお願いするという選択肢を整理します。

生垣の剪定は庭木の剪定と何が違う?

1本立ちの庭木は枝ぶりの美しさを保つのが目的で、剪定は年1回程度が目安になることが多いのに対し、生垣は板状・壁状の形をきれいに保つのが目的のため、年2〜3回(最低でも年1回)の面刈りが必要とされています。道具も、庭木は枝を1本ずつ見極めて切る剪定ばさみが中心なのに対し、生垣はバリカン(ヘッジトリマー)で表面をそろえて刈り込むのが基本です。表面を整えるだけなら未経験でも取り組みやすい一方、伸びるたびに何度も繰り返す手間がかかる点が、庭木の剪定との大きな違いです。

業者に頼むといくらかかる?

生垣の剪定を専門業者に依頼すると、1回あたり3,000〜25,000円程度が目安で、生垣の長さに応じた単価制では1mあたり500〜1,000円ほどが相場とされています。例えば高さ0.8m・長さ10mほどの生垣であれば5,000〜10,000円程度が目安になります。ここに出張費や、刈り込んだ枝葉の処分費用が別途かかることが多く、範囲が広い・高さがあるといった条件では総額が上振れしやすい点は庭木の剪定と共通です。

生垣は樹種によって剪定の適期が違う

  • ツツジ:花が終わる4〜5月ごろに刈り込みを済ませ、翌年の花芽ができる6〜7月より前に終える
  • カイヅカイブキ:主な刈り込みは5〜6月、形を保つための軽い秋の刈り込みを10月ごろに
  • レッドロビン:3〜4月・6月・9月の年3回ほどに分けて刈り込むと形がきれいに保ちやすい
  • 金木犀:10月前後の開花に向けて花芽ができる8〜9月の強い剪定は避け、3〜4月に済ませておく

同じ「生垣」でも樹種によって適期は異なり、時期を誤ると翌年の花や葉が減ってしまうこともあります。何を植えているか分からない場合は、無理に自己判断で強く刈り込まず、詳しい人や業者に確認してから依頼すると安心です。

隣の家の枝が越境してきたときのルール

生垣や庭木の手入れをしていると気になるのが、逆に隣家の木の枝がこちらの敷地に伸びてきているケースです。2023年4月に施行された民法改正では、越境してきた枝について、木の所有者に切除を求めても相当の期間(目安としておおむね2週間程度とされています)対応してもらえないときや、所有者が分からない・急を要するときなどに限り、越境された側が自分でその枝を切除できる規定が新設されました(民法233条)。切ってよいのはあくまで越境している部分だけで、隣の敷地に入って作業することは認められていません。なお、地下に伸びてきた「根」についてはこの改正より前から所有者の承諾なく切除できるとされており、この点は変わっていません。境界や切除の範囲で意見が食い違いそうな場合は、自己判断で進めず、自治体の法律相談窓口などに相談するのが安心です。

個人にお願いできる範囲

  • バリカンを使った生垣表面の面刈り(高さ・幅をそろえる作業)
  • 伸びすぎた枝の切り戻し、生垣の中に入り込んだ雑草の除去
  • 刈り込んだ枝葉をゴミ袋にまとめる片付け・搬出

太い幹の伐採や薬剤散布、高所での脚立作業を伴う高い生垣の剪定は業者の領域になりますが、「腰から胸の高さほどの生垣を面刈りしてほしい」「刈った後の片付けだけ手伝ってほしい」という範囲であれば、地域の人に個人でお願いできます。業者のような出張費や最低料金がかからず、必要な作業だけを相談して金額を決められるのも利点です。

台風シーズンの今だからこそ手入れの価値がある

秋は台風や強風が続きやすい時期で、伸びきった生垣は風を受ける面積が大きくなり、枝が折れて隣の敷地や通行人に飛んでしまうリスクも高まります。見通しの悪化による空き巣対策の意味でも、伸び放題になる前に高さや幅を整えておく価値がある時期といえます。

安全に頼むために

生垣の剪定は屋外での作業とはいえ、バリカンの扱いやはしご・脚立での作業には注意が必要です。作業前に刈り込む高さ・範囲と、刈った枝葉の処分方法を依頼者・作業者双方で確認しておきましょう。キズナビは報酬を先に仮払い(エスクロー)する仕組みなので、依頼後にお金でもめる心配がありません。

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