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獣害対策のネット柵・金網柵の設置を手伝ってほしい人へ|イノシシ・シカから畑を守る柵の種類と個人にお願いできる範囲

最終更新: 2026-10-11

稲刈りが終わり、里芋や大根、白菜など冬野菜が育ち始めるこの時期は、イノシシやシカが一年でもっとも活発に畑を狙ってくる時期でもあります。「柵を立てなきゃとは思っているけど、一人では支柱を打つのも網を張るのも終わらない」という声は毎年この季節に増えます。ここでは柵の種類ごとの特徴と、地域の個人に手伝ってもらえる作業の範囲を整理します。

柵は「どの獣から守るか」で仕様が変わる

同じ「防獣柵」でも、対象の獣によって必要な高さや段数が異なります。柵を立てる前に、まず畑に来ているのがイノシシなのかシカなのか(足跡や掘り跡、食べられ方の特徴で見分けられます)を確認しておくと、柵の選び方で遠回りをせずに済みます。

  • ネット柵:軽くて扱いやすく、イノシシ・シカ・小動物まで幅広く対応。支柱+ネットの組み合わせで個人でも作業しやすい
  • 金網・ワイヤーメッシュ柵:ネットより頑丈で、イノシシが体当たりしても壊れにくいのが利点。資材が重く運搬に人手がいる
  • 電気柵:心理的に「触ると痛い」と学習させて侵入を防ぐ仕組み。イノシシは2〜3段、シカは5段以上の段数が目安とされる

電気柵の設置・通電は個人に「すべて」任せにくい

電気柵は家庭用の100Vコンセントの電流を直接柵線に流すことは違法とされており、必ず専用の電気柵本体(バッテリーやソーラー駆動のもの)を使う必要があります。また効果を出すには、体毛に覆われた部分ではなく鼻先が線に触れる高さに張る、最下段は地際20cm以内にして潜り込みを防ぐ、舗装面からは50cmほど離すなど、専門的な知識が要る調整が多くあります。感電のリスクもあるため、電気柵本体の選定や通電の設定は経験者や販売店に相談し、個人にお願いするのは次に挙げる力仕事の部分にとどめるのが安心です。

ネット柵・金網柵なら個人の力仕事として頼みやすい

電気を使わないネット柵・金網柵の設置は、支柱を等間隔に打ち込み、ネットや金網を張って固定するという、体力と丁寧さが求められる力仕事です。資材を畑まで運ぶ、支柱を打つ、柵を張る、既存の柵の破れを補修する、といった作業は特別な資格がなくても手伝える範囲です。傾斜地や畑の外周が長い場合は一人で抱え込まず、2人以上で作業したほうが安全かつ早く終わります。

費用の目安

個人への依頼や業者の料金を一律に示した相場データは見つかりませんでしたが、公共工事や実証事業の積算を参考にすると、資材費はネット柵・金網柵で1mあたり800〜1,700円程度、設置の施工費は1mあたり700円前後が目安になります。愛知県の実証事例では外周150mの畑にイノシシ用メッシュ柵を設置した資材費が約13万円、作業は2人で1日程度とされていました。実際の畑の広さや地形に合わせて、まずは必要な長さを測ってから費用感をつかむとよいでしょう。

自治体の補助金を先に確認しておく

柵の資材費は、多くの自治体で獣害対策の補助金が用意されています。例えば栃木市ではネット柵・金網柵で1mあたりの単価上限が定められ、設置を業者に委託する費用の一部も対象になる制度があり、富山県ではネット柵1mあたり1,090円を上限単価とする例もあります。一方で「設置の手間賃・人件費は補助対象外」という自治体も多く、資材費だけが補助され施工費は自己負担になるケースが目立ちます。制度の内容は自治体ごとに異なるため、動き出す前に住んでいる市町村の農林課や鳥獣被害対策の窓口に、補助の対象範囲と申請のタイミング(設置前の申請が必須な場合が多い)を確認しておくことをおすすめします。

依頼するときに書いておきたいこと

  • 柵を立てたい畑の広さ・外周の長さ(おおよそのメートル数)と地形(傾斜・段差の有無)
  • これまで来ている獣の種類(わかる範囲で。足跡や被害の写真があると伝わりやすい)
  • 柵の種類・資材は依頼者が用意しているか、作業者側で用意できるか
  • 電気柵の通電設定を含む場合は、設置のみか、通電調整まで経験のある人にお願いしたいか

安全・安心に受け取るコツ

柵の設置は収穫前の畑を守る大事な作業なので、報酬の受け渡しであいまいなまま進めるのは避けたいところです。キズナビでは報酬を先に仮払い(エスクロー)する仕組みのため、依頼者は作業前に安心して報酬を預けられ、作業者も報酬が確保された状態で力仕事に取り組めます。繁忙期は依頼が集中しやすいので、被害が出てからではなく、気になり始めた時点で早めに募集しておくのがおすすめです。

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