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屋根の雪下ろしを頼みたい人へ|個人にお願いできる範囲と業者の料金相場、事故を防ぐ注意点

最終更新: 2026-09-16

「実家の屋根に雪が積もっているけれど、両親だけで下ろすのは心配」「一人暮らしで、屋根に上がるのはさすがに怖い」。地上の雪かきと違い、屋根の雪下ろしは高い場所での作業になるため、誰に・どこまで頼んでいいのか迷う人が多い作業です。ここでは事故のデータを踏まえた安全な頼み方の境界線と、業者の料金相場を整理します。

屋根の雪下ろしは「命に関わる作業」という前提で考える

総務省消防庁のまとめによると、多雪の年には除雪作業中の事故が全国で年間1,000件以上発生し、100人以上が亡くなっています。中でも屋根の雪下ろしなど除雪中の事故による死者は特に多く、その9割超が65歳以上の高齢者です。原因としては屋根からの転落が3割以上を占め、命綱や安全帯、ヘルメットなどの安全対策用具を使わずに一人で作業していたケースが目立ちます。屋根の雪下ろしは「重労働」である以上に「高所からの転落・雪の下敷きになる危険がある作業」だと理解したうえで、頼み方を考える必要があります。

個人にお願いしやすい範囲・避けたほうがよい範囲

  • お願いしやすい:玄関先や駐車場、屋根の雪が落ちてくる範囲の地上の雪かき・除雪した雪の運搬
  • お願いしやすい:軒先に伸びたつらら・雪庇(せっぴ)の様子を地上から確認してもらう、危険箇所の写真を撮ってもらう
  • 慎重に:カーポートや物置など低い屋根で、経験があり装備(命綱・滑り止めのついた靴など)を用意できる人が行う雪下ろし
  • 避けたほうがよい:2階建て以上の急勾配の屋根に上がっての雪下ろし、積雪が多く屋根の状態が不安定なときの作業

地上からできる作業と、屋根に上がる作業とでは危険度がまったく異なります。屋根に上がる作業を個人にお願いする場合は、除雪の経験があり、命綱や安全帯を自分で用意できる人に限定し、無理そうであれば専門業者に切り替える判断も大切です。

業者に頼む場合の料金相場

屋根の雪下ろしを業者に依頼すると、時間制で1時間あたり4,000〜10,000円程度が相場で、高所作業のため基本的に2人以上の体制で行われます。一般的な住宅であれば2人がかりで2〜3時間ほどかかることが多く、1回あたり2万円台〜、平らな屋根や雪の量が多い場合は7万〜12万円程度になることもあります。下ろした雪の運び出し(排雪)は別料金になるケースが一般的なので、見積もりの際に作業時間・人数・排雪費用まで含まれているか確認しましょう。

自治体の除雪支援・地域の共助も確認を

豪雪地帯の多くの自治体では、高齢者や身体が不自由な人がいる世帯を対象に、除雪費用の一部助成や、業者・ボランティアを派遣する制度を設けています。町内会や自治会が中心になって近隣同士で除雪を助け合う「共助」の取り組みも各地に広がっているので、まずはお住まいの市区町村の窓口や地域包括支援センターに、使える制度がないか問い合わせてみることをおすすめします。制度だけでは間に合わない急な積雪や、屋根までは対象外という場合に、地上での除雪や雪の運び出しを地域の人に個別にお願いする、という使い分けが現実的です。

個人に依頼するときに確認しておきたいこと

  • 屋根に上がる作業を頼む場合は、除雪の経験と命綱・安全帯などの装備の有無を必ず確認する
  • 作業する日の天候・積雪状況(吹雪や強風の日は延期する)
  • 地上からできる範囲(雪の運搬、つららの確認など)だけをお願いする、という選択肢も伝えておく
  • 屋根の形状や雪の量を伝えるための写真を事前に共有する

安心して頼むために

個人間のやり取りだと、作業後の報酬トラブルだけでなく「思っていたより危険な作業だった」という認識のズレも起こりがちです。キズナビでは依頼内容をメッセージで事前にすり合わせたうえで、報酬は先に仮払い(エスクロー)される仕組みのため、作業範囲を明確にしてから安心して進められます。屋根に上がる作業に不安があれば、無理をせず専門業者への依頼も検討してください。

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