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実家の片付けを手伝ってもらうには?生前整理・遺品整理との違いと頼み方

最終更新: 2026-10-09

離れて暮らす実家の片付けは、量も多く一人では大変です。まずは「どんな片付けか」を整理すると、頼み先や費用の見通しが立てやすくなります。

生前整理と遺品整理の違い

生前整理は、ご本人が元気なうちに希望に沿って持ち物を整理すること。遺品整理は、亡くなった後にご遺族が故人の品を整理することを指します。大がかりな不用品回収や特殊清掃は専門業者の領域ですが、「一緒に運ぶ・分別を手伝う・掃除する」といった作業は、地域の人手でも十分に対応できます。元気なうちに生前整理を少しずつ進めておくと、持ち物や貴重品の所在が家族にも分かるようになり、いざ遺品整理が必要になったときの手間や、相続時の「あれはどこに」という行き違いも減らしやすくなります。

片付けにかかる期間の目安

実家の片付けは、生前整理がある程度進んでいる家庭なら3カ月ほどで終わることもありますが、まったく手つかずの状態から始めると1年以上かかるケースも珍しくありません。一気に片付けようとすると心身ともに負担が大きいので、「毎月第3土曜日に2時間だけ」「お盆・年末年始の帰省時に集中して」のように具体的な日程をあらかじめ決めておくと、無理なく続けられます。遠方で頻繁には帰れない場合は、決めた日程の合間に地域の人へ荷物運びや清掃を頼んでおくと、次に帰省したときの作業量を減らせます。

遺品整理を業者に頼むと、間取り別にいくらかかる?

遺品整理業者に依頼した場合の費用は、荷物量や階数、特殊清掃の有無によって幅がありますが、間取り別のおおまかな目安は次のとおりです。1R〜1Kで3万〜8万円、1LDK〜2DKで10万〜30万円、2K〜2LDKで8万〜40万円、3K〜3LDKで12万〜65万円、4LDK以上になると22万〜85万円ほどが相場とされています。同じ間取りでも荷物の量で総額は大きく変わるため、業者に頼む場合は複数社から訪問見積もりを取って比較するのが基本です。「無料で回収します」と訪問や電話で持ちかけてくるような無許可の業者は、後から高額な料金を請求されるトラブルが報告されているため、費用や作業範囲を書面で確認できない相手には依頼しないよう注意しましょう。

手伝ってもらえること

  • 重い家具・家電・段ボールの運び出し
  • 庭やベランダ、物置の片付け・清掃
  • 分別やゴミ出しの手伝い

費用を抑えるコツ

業者の見積もりは荷物量に比例するため、遺品や不用品の仕分け(残す・処分するの判断)を家族であらかじめ済ませておくだけでも、依頼する作業量が減って見積額を下げやすくなります。「全部丸投げ」ではなく、荷物の運び出しや掃除など人手が要る部分だけを地域の人にお願いすれば、業者に頼むより費用を抑えられるケースもあります。作業範囲と日時を先に決め、報酬は仮払いにしておくと双方が安心です。

実家を売却する予定なら「空き家の3,000万円特別控除」も確認を

将来的に実家を手放す(売却する)ことも考えているなら、相続した空き家を売ったときの譲渡所得から最大3,000万円を差し引ける特例があります。現時点では2027年12月31日までの譲渡が対象とされ、個別の売却期限は原則「相続開始から3年を経過する日が属する年の12月31日まで」です。たとえば2023年中に相続が発生した場合、期限は2026年12月31日が目安になります。昭和56年5月31日以前に建てられた家屋であることや、相続直前まで被相続人が一人で住んでいたことなど要件が細かいため、片付けと並行して早めに市区町村や税務署、税理士に確認しておくと、「片付けが終わった頃には期限が過ぎていた」という事態を避けやすくなります。

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