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免許返納後の生活が不安な人へ|買い物・通院の足の確保と個人にお願いする方法

最終更新: 2026-09-15

「そろそろ運転に自信がなくなってきた」「家族から返納を勧められた」。運転免許の自主返納を考えるとき、多くの人が立ち止まる理由が「車がないと買い物や通院に行けなくなる」という生活の足の問題です。ここでは返納後に使える支援制度と、それだけでは埋まらない部分を個人にお願いする方法を整理します。

「車がないと生活が不便」が返納をためらう最大の理由

警察庁が委託した調査では、運転を続けている高齢者のうち自主返納をためらったことがある人の約7割が、その理由として「車がないと生活が不便なこと」を挙げています。一方で実際に返納した人の3割以上は「家族に勧められて」返納を決めており、本人よりも先に家族が心配し、その後の生活の足をどう確保するかで悩むケースが少なくありません。返納は運転をやめる決断であると同時に、買い物・通院の手段を新しく組み立て直す作業でもあります。

運転経歴証明書と自治体の支援制度でどこまでカバーできる?

免許を返納すると、運転免許証に代わる本人確認書類として「運転経歴証明書」を発行してもらえます。多くのタクシー会社ではこれを提示すると運賃が1割引になるほか、バス・鉄道の割引や宿泊・店舗での特典が受けられる地域もあります。さらに市区町村によっては、返納者向けにタクシー利用券やバスの回数券、コミュニティバスの回数券などを交付する独自の支援事業を用意しており、例えば群馬県高崎市では年齢に応じてタクシー券やバス回数券から選べる制度があります。ただし内容・金額・対象年齢は自治体ごとにかなり差があるため、返納前に市区町村役場や地域包括支援センターに問い合わせて、自分の地域で何が使えるか確認しておくと安心です。

割引・回数券だけでは埋まらない「すきま」がある

  • タクシー券・回数券は枚数や年間の上限が決まっており、毎日の買い物や急な外出まではカバーしきれないことが多い
  • 重い米・飲料や大きな荷物は、タクシーを呼んでも自宅の玄関や部屋の中まで運んでもらえるわけではない
  • 通院の付き添いは、タクシーの割引だけでは「呼ぶ」までで、受付や会計、院内の移動まではサポートされない
  • 呼ぶ・待つ・支払うという手続き自体が、返納したばかりの高齢者には負担に感じられることもある

つまり支援制度は「移動そのものの費用」を助けてはくれますが、荷物を運ぶ・付き添う・様子を見るといった人の手が要る部分までは埋めてくれません。ここを家族だけで支えようとすると、遠方に住んでいる場合は特に負担が大きくなります。

個人にお願いできることの例

  • スーパー・薬局への買い物同行、重い荷物の持ち帰り
  • 定期通院の付き添い(待合室での付き添い、会計・薬の受け取りの手伝いなど)
  • 月に数回、決まった曜日に様子を見に行く声かけ・見守り
  • タクシーの乗り降りや荷物の積み下ろしの手助け

依頼するときに書いておきたいこと

「毎週水曜の午前中、スーパーへの買い物同行を1時間程度」のように曜日・時間・内容を具体的に書いておくと、同じ人に継続してお願いしやすくなります。持病や配慮してほしい点(歩くペースが遅い、階段が苦手など)があれば、事前にメッセージで伝えておくと当日のトラブルを防げます。

安心して頼むために

高齢の家族が個人にお金を渡す形での依頼は、金銭トラブルの不安がつきものです。キズナビでは報酬を先に仮払い(エスクロー)で預かり、作業内容を確認したあとに支払う仕組みのため、依頼者・作業者どちらも現金を直接やり取りする必要がありません。返納後の生活を地域で支え合う選択肢として、無理のない範囲から試してみてください。

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